カラフル~森絵都

カラフル 読書

どもども、ゆとりです!

この記事で①わかること、②得られるもの、③活用方法は
①本の情報
②物語の概要(※ネタばれ含みます※)、ゆとりの感想
③興味をもって自分でも本を読む、ゆとりの感想と比べていろいろな意見があることを楽しむ
→心の栄養にする!
です。
森絵都さん作「カラフル」について
つらつらと情報やら感想やら考察やら書いていきます。

情報

基本情報

タイトル:カラフル
著者:森絵都(もりえと)
発行:文藝春秋 文春文庫
文庫判:重さ 144g、272ページ
初版年月日:2007年9月
書店発売日:2007年9月4日
解説:阿川佐和子(作家・エッセイスト)

著者紹介

森絵都(もりえと)
1968年東京生まれ。
早稲田大学卒業。
90年『リズム』で講談社児童文学新人賞を受賞しデビュー。
同作品で椋鳩十児童文学賞を受賞。
『宇宙のみなしご』で野間児童文芸新人賞、産経児童出版文化賞ニッポン放送を受賞。
『アーモンド入りチョコレートのワルツ』で路傍の石文学賞、
『つきのふね』で野間児童文芸新人賞、
カラフル』産経児童出版文化賞、
『DIVE!!』で小学館児童出版文化賞、
『風に舞いあがるビニールシート』で直木賞、
『みかづき』で中央公論文芸賞を受賞。
小説に『ラン』『架空の球を追う』『気分上々』『クラスメイツ』『カザアナ』『できない相談』など。
ペットと人間の交感を取材したノンフィクション『君と一緒に生きよう』『おいで、一緒に行こう』などがある。

参考:文庫本表紙裏より

あらすじ

生前の罪により輪廻のサイクルから外されたぼくの魂が天使業界の抽選にあたり、再挑戦のチャンスを得た。自殺を図った少年、真の体にホームステイし、自分の罪を思い出さなければならないのだ。真として過ごすうち、ぼくは人の欠点や美点が見えてくるようになる……。老若男女に読み継がれる不朽の名作。

参考:文庫本裏表紙より

ゆとりの感想と考察

まず、第一にこの本はゆっくり読みたい本でした。
現代はひとつひとつのコンテンツ、作品、出来事の消費が早く、時代の流れが早いように感じて疲れている中、この作品では誰にでもあるような、起こりうるような「日常」の中で、変化する感情の機微を描いているように感じられました。そのせいか、なんだか急ぎたくない、物語の進行を急ぐことではないような気にさせられました。
フィクションとわかっていても、あまりにも自然であるが故、自身の生きている「今」の時間の速度と合わせながら大切に読みたいと感じさせられました。
私は一度読むことにはまったら、3時間程度で1冊読んでしまいますが、なんとなくこの作品は3日かけてゆっくり大切に読ませていただきました。

あわせて、感情移入しやすい物語かと思います。
自●をした体に、ある魂が入って自●をした環境について、主人公はそれとなく探ったり体感したりしていきます。そのなかでわかったことが、ごくごく一般的な悩みやちょっとした出来事が積もり積もって、タイミング悪く重なって、その重みのせいで自●したことが推測されます。
何か大きな不運や悲劇があったわけではなく、誰しもが体験したであろう、体験中の環境で起こっていることを、無碍にするのではなく、感情を丁寧にすくい上げるかのように書かれたやさしさがある物語です。
自分の環境がどうもうまくいっていない時、
ひとつひとつのピースが人の偏見や決めつけ、勘違いが原因で、はまらないことが引き起こしているのかな。
思い悩んで最悪の選択をする前に、目の前のことに向き合うことで見方や感じ方が変わるのかな。
と思えました。
頑固で、自身の体験からあまり「人」に対して、「家族」に対して良い感情がない私ですが、
全ての「人」に対して悪い感情を持たなくてもいいかな。
私の凝り固まった考えを直すことで、好転することもきっとこの先にはあるのかな。
とわずかな希望が持てる話でした。
ただ本当にわずかな感情で、私の感情の根の部分はまだまだ真っ暗なので、
今は無理に変えようとせず、上辺だけでもそう思えた自身に「はなまる」をあげようと思います。

なんとなく疲れたとき。
その原因がよくわからないとき。
好きなことが見つからないとき。
熱中することがないとき。
刺激的なものを求めているのではなく、ただ今ある時間を何に使おうか、迷っているとき。
そんなときにぜひ読んでいただきたい、1冊です。

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